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YouCAREプロジェクト通信 第9回 虫歯は95%予防できる ケアと食生活がポイント

YouCAREプロジェクト通信 第9回 虫歯は95%予防できる ケアと食生活がポイント

海老原さん:海 岡本先生:岡

海:みなさん、こんにちは。今日は岡本先生から虫歯の予防についてお伺いしたいと思います。虫歯は95%予防できるというお話ですが、どうすればいいのでしょうか。

岡本先生が虫歯の保有率を5%まで下げた秘密

岡:私は20年間、保育園の園医をしています。そこの園児さんの虫歯の保有率がたった5%になりました。(通常は20%程度です)つまり残りの95%が虫歯はゼロのお子さんなのです。この事実から、しっかりと根拠づけをしていくことで、95%という数字が言えます。

海:具体的にはどういうことに注意すれば、95%の虫歯を予防できるのでしょうか。

岡:保育園ですから、できることは限られています。まずは、お子さんとお母さんに衛生教育をすることです。1つはお口の中をきれいにすること、もう1つは食生活に少し注意を加えること、この2つだけで、かなり虫歯の予防はできます。

海:そうすると、成人である私たちも正しい知識を持って、食生活に気を付ければ虫歯が予防できる、ということですか?

岡:そういうことになります。

海:具体的にはどのような注意すればよいのでしょうか。

甘いもののリスクと、虫歯を予防する食べ方

甘いもののリスクと、虫歯を予防する食べ方
岡:まず、虫歯の原因はわかっていています。1つは歯垢(プラーク)をしっかりと取り除くこと(プラークコントロール)、もう1つは歯垢の餌になるショ糖をしっかりコントロールすることです。シュガーコントロールともいいます。プラークコントロールとシュガーコントロールをしっかりすることで虫歯予防ができます。

海:つまり、歯垢が溜まると虫歯になる、その歯垢が溜まりやすくなる原因がショ糖ということでよろしいですか。

岡:溜まりやすくなる原因ではなく、歯垢の餌になるのがショ糖そのものということです。

海:歯垢が活発になる、ということですね。

岡:歯垢はショ糖を食べると酸を出します。 この酸で歯の資質が脱灰といって溶けていくのです。

海:ショ糖を食べると結果的に歯が溶けていくということですか。

岡:虫歯のばい菌の餌となって、ばい菌が出す酸によって歯が溶けるということです。脱灰という現象が起きて、それが深くなると、虫歯の穴が開くということになります。

海:それでは、甘いものは食べてはいけない、ということですか?

岡:なるべく控えたほうがいいですが、そうもいかないので規則正しい食べ方・知識を知っていただくことで、虫歯予防はできます。

海:たとえば、3時に毎日おやつを食べるのは問題ないということですか?

岡:それは問題ないです。 しかし、注意すべきは食べ方です。いつまでもだらだらと食べないようにし、決めた時間に決められた量で、終わった後に必ずうがいをし、できれば歯ブラシで歯磨きをしていただくのが良いです。

海:たとえば、ケーキをすごく食べたくなり、2個食べたとしても、ほかの日は1個、という感じだと大丈夫ですか。

岡:2個食べるからと言ってすぐに虫歯になるわけではなく、いつまで食べているかということですね。2個をだらだらと2~3時間かけて食べていると、お口の中に砂糖が充満してい、お口の中は酸性度が高くなります。酸性度が高くなることは虫歯の環境になりますから、プラークがついているところに関しては虫歯の餌となる糖が供給されるので、そこで結果として酸が増えて虫歯のもとができていきます。

海:糖を摂った後はすぐにうがい・歯磨きをすれば、そこまで大きなリスクがなくなるということですね。

岡:そうですね、お口の環境が中性に戻りますので虫歯の環境になりにくくなります。

海:酸性か中性かということが大事なのですね。

岡:そうですね、酸性が高いお口の状態だと虫歯になりやすい、それを極力さけていくようなお口の環境が大切です。

歯磨きの習慣が虫歯を招く?

海:あと、「正しい知識」の部分でもう少し教えてください。 磨くときも磨き方でだいぶ虫歯の状況が変わってくるのでしょうか。

岡:磨きかたはすごく大事で、偏った磨き方ですと磨き残しがでてきます。正しく磨けていると磨き残しが少なくなります。磨き残しがあるところにリスクがありますから、歯周病にもつながっていきます。

海:私たちは普段、歯ブラシを正しく使っていると思っているのですが、虫歯になるということは正しくできていない可能性があるのですよね。

岡:虫歯があるところは、磨き残しがあるところです。歯磨きの習慣で、そこに偏ってしまっているというところでもありますね。

海:そのようなところをなくして、先ほどおっしゃっていたように甘いものを食べる時間を制限する、この2つで95%の虫歯を予防することができるということですよね。

岡:お子さんに関してはそのようになりますが、成人に関しては、やはりセルフケアに加えて、プロにかかっていたほうがいいですね。プロは予防歯科の専門家、歯科衛生士さんにしっかりとセルフケアのチェックを受けていただいて、セルフケアで磨き残しがあったところを、プロのケアを受けて確実に取り除いてもらうだけで変わります。

海:定期的なチェックを受けるということですよね。

岡:そうですね。定期的なチェックとプロのケアを受けていただいて、あとご自身のセルフケアアドバイスを毎回受けていただくといいと思います。

海:どのくらいの頻度で通えばいいのですか。

岡:リスクによって様々ですが、基本的には3か月に1度が非常に良いサイクルだといわれています。

海:この3つを守れば、95%くらい虫歯が予防できるという理解でよろしいですか?

岡:はい。しかし、あくまでも継続が大前提です。1回2回続けたからといって虫歯が予防できるというわけではなく、継続的に3か月に1度チェックアップを受けて、ケアを受けていただく、これをライフスタイルにしていただく(リケア)、これが虫歯予防につながっていきます。

海:はい、わかりました。今日はありがとうございました。