「社会人5年目なのに仕事ができない」「今の仕事が向いていないから辞めたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、社会人5年目の方が仕事を辞めたいと思う理由を分析し、対処法を解説します。
仕事が辞めたくて悩んでいる社会人5年目の方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
社会人5年目でも仕事を辞めたい理由とは?
社会人5年目に仕事を辞めたくなるのは、以下のような理由が考えられます。
- モチベーションの低下
- スキルの停滞
- ワークライフバランスの崩れ
- 職場の人間関係の悪化
では、一つずつ解説していきます。
モチベーションの低下
社会人5年目に、仕事へのモチベーションが低下してしまって「辞めたい」と思う人は少なくありません。
まず、社会人1〜2年目は、仕事を覚えたり、職場の人間関係を築いたりすることだけで精一杯ですよね。
社会人3〜4年目になると少し余裕が出てきて、自分の裁量でできることが増えたり、後輩に指導をしたりする人も多いのではないでしょうか。
そして、社会人5年目となると、慣れも相まって仕事がマンネリ化し、「つまらない」と感じてしまう人もいるでしょう。「5年やってみたけど今の仕事は向いていないかも」と気づく人もいるかもしれません。
スキルの停滞
スキルの停滞も社会人5年目の人が仕事を辞めたくなる理由に挙げられます。
今まで働いてきた5年を振り返ってみると、大したスキルが身についていないと感じている方もいるのではないでしょうか。
5年も働いたのに思ったようにスキルアップできていないとなると、「こんなはずじゃなかったのに…」「このまま働き続けても成長できないのでは?」と不安になりますよね。
そんな気持ちで働き続けるより、20代のうちに見切りをつけて退職し、しっかりスキルが身につけられる環境を求めるのは自然なことです。
ワークライフバランスの崩れ
社会人5年目にもなると、責任のある仕事を任される人も増えてきます。チームのリーダー的な役割を担う人も出てくるでしょう。
その結果、仕事がどんどん忙しくなり、ワークライフバランスが崩れてしまうことも少なくありません。
プライベートを犠牲にして残業や休日出勤を続けていたら、「何のために働いているんだろう?」と虚しくなりますよね。
職場の人間関係の悪化
職場の人間関係の悪化も、仕事を辞めたい原因になり得ます。社会人5年目は、同期や先輩に加え、後輩も増え、入社当初に比べると人間関係がかなり広がっているはずです。
- いつも上司に怒られる
- デキる同期に見下されている
- 後輩が指示を聞いてくれない
など、人間関係に悩むこともあるでしょう。
「仕事だから人間関係は気にしない」と割り切れればいいのですが、なかなかそうもいきませんよね。
社会人5年目で「向いてない」と感じたら? 3つの対処法を紹介
社会人5年目で、仕事が「向いてない」と感じた時は、以下の3つの対処法を試してみてください。
- 仕事を辞めたい理由を明確にし自己分析をしてみる
- 異動を希望してみる
- 資格取得・キャリアスクールなどでスキルアップに取り組む
では、一つずつ詳しく解説します。
1. 仕事を辞めたい理由を明確にし自己分析をしてみる
なんとなく「仕事が向いてないから辞めたい」と思っている方は多いと思いますが、もっと深く踏み込んで仕事を辞めたい理由を明確にしてみましょう。
例えば、頭で考えるだけでなく、仕事を辞めたい理由を思いついたものから以下のように紙へ書き出してみるのはどうでしょうか。
- 仕事の内容がルーティンワークでつまらない
- もっとスキルアップにつながる仕事がしたい
- 忙しすぎてプライベートの時間がない
こんな風に自分が仕事を辞めたい理由を明確にすれば、取るべき対策もはっきりしてくるはずです。ぜひ試してみてくださいね。
2. 異動を希望してみる
今の仕事内容にうんざりしている場合は、異動を希望してみるのも一つの方法です。
退職や転職となると勇気がいりますが、異動なら労働条件なども大きく変わらないので、不安は少ないでしょう。それでいて、部署によっては転職したレベルで業務内容が変わることもあるため、前向きに働けるきっかけになる可能性があります。
業務内容だけでなく人間関係も新しくなるため、退職・転職をする勇気はないけど、心機一転したいという方はぜひ異動を希望してみましょう。
3. 資格取得・キャリアスクールなどでスキルアップに取り組む
今の仕事に前向きな気持ちを持てない時は、スキルアップに取り組むのもおすすめです。例えば、資格を取得したり、キャリアスクールで学んだりするなどの方法があります。
取得する資格・学ぶ内容は、今の仕事で活かせそうな内容でもいいですし、新たな分野に挑戦してみてもいいですね。
仮に今の仕事を辞めることになったとしても、学んだ内容を転職に活かせるというメリットもあります。
退職して一度リセットするのも大事
社会人5年目というと、まだ20代の方がほとんどでしょう。まだまだ転職もしやすい年代なので、今の仕事を辞めて一度リセットするのもアリです。
「退職したらお金が心配」という方も多いと思いますが、実はお金の心配をする必要はあまりありません。
この章では、退職してもお金の心配がいらない理由について解説していきます。
会社を辞めても失業手当が受給できる
会社を辞めた時、以下の条件を満たしていれば失業手当が受給できます。
- 就職の意思がありハローワークで求職の申し込みをしている
- 過去2年間で雇用保険の被保険者期間が通算12ヶ月以上ある
支給される失業手当の日額は、離職前に支払われた給与や離職時の年齢などを元に計算され決定します。
ちなみに、勤続年数が10年未満で自己都合退職した場合は、90日間分の失業手当を受け取れます。
参考:ハローワーク
お金をもらいながら職業訓練を受講する「求職者支援制度」もある
離職を機に新たなスキルを身につけたいという人は、「求職者支援制度」を利用するのがおすすめです。求職者支援制度とは、給付金を受給しながら無料の職業訓練を受講できる制度です。
給付金の支給要件を満たせば、訓練を受講している期間中(2〜6ヶ月)は1ヶ月ごとに以下のお金が受け取れます。
職業訓練受講手当 | 月10万円 |
通所手当(定期代など) | 月上限42,500円 |
寄宿手当 | 月10,700円 |
仕事を辞めても、お金の心配をせずに新しいスキルを身につけられるのは嬉しいですよね。
ただし、給付金の受給には本人や世帯の月収などさまざまな条件がありますので、事前によく確認しておきましょう。
参考:厚生労働省
ちなみに、無料で受講できる職業訓練には、以下のようなものが用意されています。
- 基礎(ビジネスパソコンなど)
- IT(WEBアプリ開発、Android/JAVAプログラマなど)
- 営業・販売・事務(OA経理事務、営業販売など)
- 医療事務(医療・介護事務、調剤事務など)
- 介護福祉(介護職員初任者研修、介護職員実務者研修など)
- デザイン(広告・DTPクリエーター、WEBデザイナーなど)
- その他(3次元CAD、ネイリストなど)
このようにさまざまな分野の職業訓練があるため、新たなスキルを身につけて異業種に転職したい方にもおすすめです。もちろん職業訓練終了後の就職のサポートも受けられるため、スキルアップ・キャリアアップを目指す方はぜひ活用しましょう。
まとめ
社会人5年目に「仕事が向いていない」「辞めたい」と思う人は少なくありません。
仕事が向いていないと思った時は、まず辞めたい理由を自己分析してみましょう。環境を変えるために異動を希望したり、資格を取得してキャリアアップしたりするのもおすすめです。
それでも辞めたい気持ちが消えない場合は、退職してリセットするのも一つの手です。失業手当や求職者支援制度を利用しながら、自分に合った転職先を探すという方法があることも覚えておきましょう。
おすすめの退職代行サービス
- LINEで簡単に手続きできる
- 丁寧に対応してもらえる
- 依頼当日に退職できる
- 引継ぎなしで退職できる
■退職代行ニチローがおすすめな人
- 有給消化などの交渉をしてほしい人
- LINEなど自分の使いやすいツールで連絡や相談をしたい人
- スピーディーな対応を求めている人
- 退職後のサポートが充実している業者を選びたい人
退職代行ニチローは、労働組合運営の退職代行サービス。民間企業運営の業者とは違って会社と直接交渉でき、弁護士運営の業者よりも料金が抑えられるのが特徴です。
LINEやメールだけでなく電話相談も可能なので、手軽に連絡を取りたい人はLINE、担当者と直接話がしたい人は電話など、自分に合った方法でやりとりができるのもおすすめのポイントです。
24時間365日対応しているので、早ければ依頼したその日に退職も可能。「今すぐ辞めたい」という場合もスピーディーに対応してくれます。
また、退職代行ニチローでは、申し込みから1年間のアフターサポートがついています。「退職後に会社から電話が来る」「離職票などの書類を送ってもらえない」といった退職後のトラブルも相談できるのも安心できるポイントです。