新卒社員の方の中には、「毎日仕事に行くのが辛い」「行きたくなさすぎて朝泣いてしまう」という人もいるかもしれません。
そんな気持ちで仕事を続けるのは本当に辛いですよね。
この記事では、新卒社員が朝泣いてしまう理由とその解決策についてご紹介します!朝泣くほどの辛い気持ちを少しでも軽くするために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
仕事に行きたくないと朝に泣く理由は?
社会人としての生活をスタートして間もない新卒の頃は、「仕事辛い」「仕事嫌だ」と思いながら働いている人も少なくありません。
中には、出勤前の朝泣いてしまうくらい仕事に行きたくない人もいるのではないでしょうか。
なぜそれほど仕事に行きたくないと感じるのか、考えられる原因についてまとめてみました。
仕事内容が自分に合っていない
仕事内容が自分に合っていないと、仕事に行くのが辛くなってしまう人が多いです。
入社前に抱いていたイメージや憧れと実際の仕事内容が異なり、「こんなはずじゃなかった」と思っている人もいるかもしれません。
例えば、営業で成果を上げてキャリアを築くことを夢見て入社したのに、実際に配属されたのが経理部だとしたら、モチベーションも下がってしまいますよね。
また、営業部に配属されたとしても、ノルマをこなすことに精一杯で顧客のことを考えた提案をできず、自分の考えていた営業という仕事と違うと感じることもあるでしょう。
このように実際の業務と自分のイメージが異なると、仕事に対する意欲は低下し、仕事に行きたくないと強く思ってしまう場合が多いです。
以下の記事では、新卒社員の方で「仕事辞めたい!」「向いていない!」と感じている時の解決策を紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
>>新卒社員が仕事を辞めたいと感じる理由は? 向いてないと感じたらするべき3つのコト
仕事量が多い
入社してすぐは研修や業務を覚えることが主な仕事ですが、ある程度時間が経つと仕事量や任せられる業務内容も変化してきます。
仕事量が増え、責任のある仕事内容になってくると、負担が大きい・重責に耐えられないと感じる人もいるでしょう。
特に、慣れないうちは効率良く仕事をこなせないことも。根が真面目で責任感の強い人ほど、ストレスを感じてしまうかもしれません。
つい最近まで学生だったのに、いきなり責任の重い仕事を多く割り振られたら、「仕事に行きたくない」と感じるのは当然のこと。思わず朝起きたら涙が出るということがあっても不思議ではありません。
人間関係がうまくいっていない
「人間関係が悪い」というのは新卒だけでなく、30代~50代になっても仕事に行きたくない理由の上位に挙がります。
次のような職場は、考えただけで行くのが嫌になってしまいますよね。
- 上司がいつも怒鳴っている・理不尽・パワハラ気質
- 同僚や先輩が意地悪で、いつも小言を言ってくる
- 同期や近い年次の先輩がいない・またはそりが合わない
新卒だと上司や先輩から指導を受ける機会も多いため、その上司や先輩が合わなかったり苦手だと感じたりすると、仕事に行くのが憂鬱になってしまいます。
しかし、どんなに嫌な人でも仕事上だと無視するわけにはいきません。相手と一切関わらないようにするのは無理なので、結局苦手な相手でもコミュニケーションを取らなければならず、苦痛に感じることも多いでしょう。
また、年の近い同僚がいないと、ジェネレーションギャップから雑談もうまくできず、孤立してしまうことも。気軽に相談できる相手がおらず、一人で悩みを抱え込んでしまいがちになるため、「仕事に行きたくない」と感じやすくなります。
特に女性の方の中には、人間関係に苦労している人も多いですよね?
そのような方に向けて、以下の記事で解決策を紹介していますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
>>人間関係が理由で仕事を辞めたい女性へ! 3つの対処法を紹介
仕事に行きたくないと朝に泣く新卒社員におすすめの対処法
「仕事に行きたくない」と新卒社員が感じるのは、決して珍しいことではありません。慣れない環境に身を置けば、誰しも一度はそのような経験をするでしょう。
しかし、朝泣いてしまうくらい仕事に行きたくないとなると、対処法を考える必要があります。朝泣いてしまうくらいストレスを感じているのを放置すると、心や身体に限界が来てしまう可能性があるからです。
そんな時は、以下の対処法を試してみてください。
上司や先輩に相談する
会社で一番身近な相談相手と言えば、上司や先輩が挙げられます。
仕事内容がわかっている上、自分も新卒という時期を経験しているので、悩みに関して的確なアドバイスをもらえる可能性が高いです。
また、誰よりも自分の仕事ぶりを見ているので、頑張りを評価してくれるかもしれません。
ただし、本当に信頼できる上司や先輩を選ばないと、逆に「お前は甘えている」などと叱責されてもっとストレスを受けることも。相談相手は慎重に選んでくださいね。
同僚に相談する
アドバイスよりも共感してもらいたい人は、同期など同僚に相談するのがおすすめ。上下関係なく同じ立場で仕事に携わっているので、仕事の悩みや辛さに共感してもらえる可能性が高いです。
「誰かが自分の悩みを理解してくれている」と思うだけで、少し気分が軽くなるかもしれませんよ。
ただし、こちらも上司・先輩と同様、相談相手は慎重に選びましょう。「自分はうまくやれている」などとマウンティングしてくるような人は選ばないようにするといいですね。
転職する
どうしても仕事に行きたくないという気持ちが続き、朝泣く日が多い場合、思い切って転職するのも一つの方法です。
特に、今後この会社でキャリアを築くことが思い描けない・尊敬する上司や先輩がいないなど、未来のビジョンを想像できないなら、早く転職した方がキャリア形成にもプラスに働きます。
新卒から3年以内なら「第二新卒」として新卒と同様の扱いで採用している会社もあるので、転職を前向きに考えてみてもいいかもしれませんね。
新卒社員が転職する際の注意点
そうは言っても、「仕事が辛いから転職しよう」と勢いで会社を辞めてしまうのはおすすめしません。
いくら見切りをつけるのが早い方がいいとは言え、しっかりと計画・準備しないと後悔する可能性もあるからです。
新卒社員が転職する時は、次の点に気を付けましょう。
- なぜ退職したいのか、何が原因なのかよく考える
- 転職先に何を求めるのか・自分が何をしたいのかなど、「軸」を明確にする
- できれば退職前に転職活動を開始する・できないなら退職後すぐできるよう準備する
特に、退職する理由についてしっかり深掘りして考えておくことは重要です。例えば、「ミスばかりで辛い、この仕事に向いていない」という理由の場合、本当に自分の適性と合っていないのか、ある程度慣れてくれば解消される悩みなのかよく考える必要があるでしょう。
適性に合っていないという理由なら、転職活動時に本当に自分に合った職種や業種などを選ぶこともできますし、面接で退職理由を聞かれてもうまく対応できますよね。「嫌なことがあると短期間ですぐ辞める人だ」と思われないためにも、なぜ退職するのかを説明できるようにしましょう。
同様に、自分が仕事に求めることなどの「仕事軸」をはっきりさせておくことも大切です。業務内容だけでなく、労働条件なども含めて自分の譲れないポイントについて明確にした上で転職先を選ぶと、後悔は少ないでしょう。
「今すぐにでも辞めたい」と感じる人もいるかもしれませんが、まずは退職前にある程度準備しておくのがおすすめ。退職前に転職先を見つけておくのがベストですが、それが無理でも退職後すぐに転職できるよう準備しておくといいでしょう。
新卒で転職するのは、プラスにもマイナスにも捉えられます。転職市場で、「この人は前向きに転職を検討しているんだ」と思われるよう、しっかり準備をしてくださいね!
新卒社員におすすめのメンタルケア方法
学生という身分から一転して社会人になるのは、環境が大きく変化することもあり、ストレスを感じやすくなります。
そこでここからは、小さなことで落ち込まない・失敗をチャンスに捉えられるなど、社会人に必要な「図太さ」を身につけるためにおすすめのメンタルケア方法をご紹介します。
十分な睡眠を取る
まずは、よく眠ること。当然のことのようですが、質の良い十分な睡眠を取ることはとても重要です。
新卒の間は、慣れない環境や業務にストレスを感じてなかなか寝られなかったり、残業や業務についての勉強をしていて寝不足だったりということもあるかもしれません。また、学生の頃の習慣が抜けず、遅くまで動画を見ていたりゲームをしていたりする人もいるのでは?
そんな人こそ、もっと自分の睡眠に注意してみましょう。
厚生労働省によると、最低でも6時間の睡眠を取ることでストレスを軽減できるそうです。
睡眠を6時間以上取ると、日中の眠気と疲労感が改善し、ストレスを感じにくくなり、うつ状態に至るリスクを減らすことができます。
睡眠の「量」以外にも、熟睡できるよう睡眠の「質」を高め、同じ時間に起きて寝るなど「リズム」を整えることも、メンタルケアには重要です。
健康的な食生活を送る
忙しいからと、コンビニのお弁当やカップラーメンばかり食べていませんか?また、残業ばかりで夕食が夜遅くになりがちという人もいるかもしれません。
しかし、不健康な食生活を続けていると身体に必要な栄養素が摂取できず、イライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったりする可能性が。
自炊が苦手・人付き合いが多いなど外食ばかりという人もいるかもしれませんが、できる限り炭水化物・タンパク質・脂質をバランス良く摂るように気を付けてみましょう。例えば、ラーメンや揚げ物を食べたい時は、サラダをプラスしてみるだけでかなり栄養バランスは改善されます。
また、夕食が遅くなりそうな時は、補食として栄養のある食べ物を休憩中に取ってみるといいかもしれませんね。
また、夕食が遅くなるようなときは、強い空腹を回避するためにも「補食」をとるようにすると良いでしょう。
例えば、手軽に食べられるおにぎりやバナナ、プロテインバーなどがおすすめですよ。
運動をする
最後に、運動もメンタルヘルスを保つ上で重要です。
運動には、ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。
引用:厚生労働省
「そうは言っても、運動経験がないし身体を動かすのが苦手…」という人もいるかもしれません。
しかし、そんな人でも何か特別な運動をする必要はありません。例えば、散歩やストレッチだって立派な運動です。
仕事に疲れた時に、少し外を散歩して公園で休憩したりするだけで、気分がリフレッシュできます。仕事帰りに1駅分だけ歩いてみたりするのもいいですね。
デスクワークで身体が固まってしまっている人は、お風呂上がりに軽くストレッチしてみると、心も身体もスッキリするかもしれません。
辛いと感じた時こそ、身体を動かしてみることをおすすめします!
まとめ
この記事では、新卒社員が朝泣いてしまうくらい仕事に行きたくないと感じる原因と、その対処法についてお伝えしてきました。
仕事は決して楽しいことばかりではありません。特に、まだ業務に慣れていない新卒の方だと「もう辞めたい」と感じることも多いでしょう。
ただし、朝泣くほど仕事が辛いなら、真剣に解決策を考える必要があります。
放っておいて心に限界が来ることのないよう、まずは頑張っている自分を褒めてあげてください。その上で今後どうするべきなのか、じっくりと考えてみてくださいね!